2018年7月21、22日に開催された第2回オープンキャンパスにあわせて、高大連携協定を締結している北海道清水高等学校(引率教員2名、生徒23名)が来学されました。
同校とは、2008年2月18日に高大連携協定を締結しており、「環境科学基礎」の一部を担当しておりました。2015年度からは「農業と環境」の一部を担当し、生物や水質、土壌や植物の調査を共同で行ってきました。調査活動のみならず、高大連携学習に参加した生徒達が、さらに大学に進学し、専門的教育を学び、再び後輩を指導する「循環型学習」を目指しています。
開講式では、本学社会連携センターと北海道清水高等学校生徒代表から挨拶がされました。その後、オープンキャンパスに参加し、各学類の説明やイベント、施設見学に参加。その後、6月に同校に出向き連携講座を行った環境共生学類松山周平准教授(環境植物学研究室)による「植生調査の分析~ばらつきにご用心~」「植生データ考察のヒント」と題して、平均値と標準誤差の考え方を利用したデータのまとめ方の指導がされました。合宿所に一泊し22日には、前日に引き続き講義が行われたほか、野幌森林公園の散策も行われました。閉講式の中で、今までに経験していないことを体験できた喜びを語り、生徒たちは清水町に戻られました。
<これまでの北海道清水高等学校との高大連携のテーマ>
・平成20年度「環境学習利用地の環境整備と基礎調査」
・平成21年度「環境学習利用地を基礎調査地としたペケレベツ川の自然環境調査」
・平成22年度「ペケレベツ川の水分析調査」
・平成23年度「ニホンザリガニの生息環境調査」
・平成24年度「ニホンザリガニの町 清水町を目指して~農産物のブランド化と自然保護の共生~」
・平成25年度「昔なつかし水路の再生プロジェクト~ニホンザリガニの棲む植生の研究~」
・平成26年度「学びのフィールド」
・平成27年度「植物のDNA解析の概要と環境学習利用地の植物調査(シロイヌナズナの採取)」
・平成28年度「環境学習利用地の毎木調査からわかること~河畔林の貯水量について~」
・平成29年度「環境学習利用地の昆虫生息調査」
・平成30年度「環境学習利用地河畔林における植生の多様性に関する調査」