エクステンションセンター生涯学習課は、12月1日(金)、東京都内の千代田区立日比谷図書文化館において「第12回酪農学園大学公開講座 北海道における食品加工をめぐる動き」を開催し、60名の参加がありました。
開会に当たり、主催者を代表して本学の石島副学長は、「本学の教育視点の一つである「食」をテーマに、本学及び本学と連携協定を結んでいる地方独立行政法人北海道立総合研究機構から講師をお招きし講演いたします。盛りだくさんの講演となりますが、お集まりの皆様にとって実り多きものになることを祈念申し上げます」と挨拶しました。
講演1では、本学農食環境学群の阿部教授から「北海道から全国へ発信『鮭節』-逆転の発想から生まれた鮭節、そして北海道の定番食材へ-」と題して、数年前から北海道で実用化され、新たな北海道の定番食材となった鮭節の開発ストーリーや風味の特性などについて紹介されました。講演2では、地方独立行政法人北海道立総合研究機構食品加工研究センターの吉川主査から「知っているようで知らない魚醤油の世界 北海道から世界の調味料を!魔法の滴(しずく)でおいしさアップ!!」と題して、魚醤油の開発ストーリーや特徴、美味しい使い方のほか、道産魚醤油の現状について紹介されました。
公開講座終了後に実施したアンケートには、「開発者の北海道食材に対する熱い想いや研究を超えた事業開発マインドが素晴らしいと感じた」「不要となった魚を利用した商品であるという点がとても素晴らしいと思った」などの意見が多く寄せられ、また、講演終了後には両講師の元に多くの参加者が名刺交換に集まる光景も見られ、第12回酪農学園大学公開講座は無事終了しました。