
掲載日:2017.11.06
フィンドレー大学ベケット奨学金留学報告書:10月
獣医学類5年 北名純也
酪農学園大学獣医学類5年の北名純也です。フィンドレーは段々と寒くなり、紅葉がきれいになってきました。これからは北海道と同じようにさらに寒くなり、雪がちらついてくるそうです。
フィンドレーの紅葉
10月のテーマはこちらでの食事です。食事は生活の中で重要な要素です。特に日本を離れ異国で生活することになる場合少なからずストレスの原因となります。そのような点も踏まえて、アメリカでの私の食生活をご紹介したいと思います。
フィンドレー大学のキャンパス内で生活する場合、食事のシステムは大きく分けて2つに分類されます。
1つ目は、大学のビュッフェ形式のカフェテリア(いわゆる食堂)であるヘンダーソンでMeal Planという食事プランを購入することです。このMeal Planは新学期が始まる時期に購入し、週に10回、14回、19回の利用から選ぶことができます。その際、Bonus Buckとしてそれぞれのプランで、大学内のほかのショップや、大学外で提携している飲食店などで使用することができるキャッシュバックが付いています。この3つのMeal PlanはBonus Buckの値段を差別化することでトータルとしては同じ出費になるように$2435と値段設定されています。また、週に5回の利用と上記のMeal Planよりも少ない回数でBonus Buckを含めて$1110というArch Planというプランもあります。これらのプランは各学期で更新されます。ビュッフェ形式のヘンダーソンは基本的に食べ放題の形がとられています。ヘンダーソンについては以前にこの大学に来ている方々の報告書の中でも詳しく説明されているため、そちらも参考にしてください。
2つ目のシステムは、キャンパス内外のHouseに住み、キッチンで自炊をする方法です。この場合はヘンダーソンのMeal Planを購入する必要がなく、ヘンダーソンを利用したい場合は10回$75から始まるチケットを購入します。私はハウスメートのディープに近くにあるスーパーマーケットまで毎週連れて行ってもらえているため、自分の好きなように料理をすることができ、時間がない時などはチケットを利用してヘンダーソンで食事をするというスタンスで生活しています。そのため、基本的自由な食事をとることができており、週に1回ほどは日本食を作って食べたりしているため、過度なストレスを感じることなく生活することができています。
またこれらのほかに、友達と外食する機会もあります。今月は英語クラスの台湾出身の友達の家族が経営している中華料理店で豪華な食事をさせていただいたり、フィンドレーのダウンタウンにあるイタリアンのお店に行ったり、タイ料理や日本を含むアジア料理店にも行くことができました。このように、さまざまな文化が混じったアメリカならではの、いろいろな種類の料理を楽しむこともできます。

キッチンでの料理の様子
基本の食事はパスタ

焼きそば
そして、プライベートでは5日間の秋休みを利用して、なんと車でニューヨークまで旅行してきました。片道約9時間900kmの道のりを往復1,800km以上、途中1泊ずつ挟みましたがレンタカーを借りて一人で運転しました。日本と違い左ハンドルの右レーン走行でしたが、それほど違和感はなく運転することができました。また、アメリカはハイウェイが発達しており無料で利用できるほか、道幅も広く北海道の道路の様でした。
ニューヨークでは、タイムズスクウェア、自然史博物館、セントラルパーク、ロックフェラーセンター、メトロポリタンミュージアム、自由の女神、エンパイアステートビルなど主要な観光名所をすべて回ることができ、さらに、私が特に大好きでこだわったブロードウェイミュージカルも2つ観ることができました。全体的に素晴らしい旅行となりました。
このように、10月は特にプライベートが充実した1ヶ月でした。こちらでの滞在は早くも2か月半が過ぎようとしており、寒くなってきていますがこれからもどんどん挑戦して楽しもうと思います。11月にはThanks Givingのお休みがあるので、そこではまたJoniの家にホームステイをさせていただき、さらに旅行もしようと思っています。その模様も次回以降お伝えしたいと思います。それでは。