エクステンションセンター生涯学習課主催の「人と動物の素敵な関係講座II」が、6月12日(日)午
前9時より、本学研修館で開催されました。受講者は26名で、10代から80代の方まで、幅広い年
齢層の方々の参加がありました。
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講義1は、獣医学群獣医学類伴侶動物医療学分野伴侶動物外科学Iユニット上野博史教授が、「普段と
何か違いませんか?歩き方について」をテーマに講義をされました。上野先生は、「飼育している犬や
猫がこれまでと違う歩き方をしていたら、病気が潜んでいる可能性があります」と話され、脳や脊髄、
末梢神経(運動神経)、運動器(筋肉)の3つが正常に働かないと歩き方に異常をきたすことを説明さ
れました。異常をきたしている部位によって歩き方などの行動にも変化が生じることの事例について、
動画を使い解説されました。普段から歩くことを注意深く観察することや体を触ることにより異常を察
知し、早めの診察を受けることが病気の早期回復につながるとまとめられ、講義を終了としました。
講義2は、獣医学群獣医保健看護学類動物行動学ユニット動物集中管理研究室佐野忠士准教授が、「動
物のストレスについて考える」をテーマに講義をされました。佐野先生は、ストレスの定義や発生のメ
カニズムを解説し、すべての生体はストレスを感じることを説明されました。また、良いものではない
が、ストレスが必要となる例をあげ、ストレスの功罪について話されました。動物もストレスを感じ、
問題行動を起こすことを説明し、睡眠や運動、生活環境がストレス解消につながることを解説し、講座
を終了としました。
今回の講座で、今年度の「人と動物の素敵な関係講座」は終了となります。参加してくださった皆様に
感謝申し上げます。
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