2月も信じられないくらい暖かい日が続いており、雪が積もっても翌日に溶けてしまうという春の前触れの様な天候が未だに続いています。特に先週は暖かく、自転車に乗れるほど雪が溶けました。このまま帰国まで暖かいままで過ごせたらなと思います。
2月は「別れ」がありました。1つ目はバイトを辞めてしまったことです。本当に忙しい職場でしたが、やりがいを感じながら働くことができたことやスーパーバイザーも含めて職場の人たちが私に対して暖かく接してくれたことを私は忘れないと思います。バイトを始める前に、電話で面接の打ち合わせの問い合わせをしようか躊躇していた自分がここまで成長できたのは、いつも背中を押してくれる人がいるからだと改めて思いました。この時の気持ちを忘れず、何かにチャレンジしようとして迷ってしまったときに、周りを引っ張っていけるような1歩をこれからは自ら踏み出していきたいです。2つ目は仲の良い友達が帰国してしまいました。留学に別れはつきものですが、今まで楽しい時間を過ごしてきた人が帰国してしまうのは本当に寂しいものです。そして私にもその順番がもう少しでくると思うと、余計に悲しくなります。帰国するまでにクラスメート、バイト仲間、友達と楽しい時間を過ごそうと改めて思いました。
2月は特に大きな行事はありませんでしたが、製造実習の内容と中旬にあったReading Weekの話をしたいと思います。今月の製造実習で初めて試験用の製造ではなく市販用の製造工程の作業を行いました。試験用のタンクは通常50L前後のビールを製造しますが、市販用は600L前後のビールを製造します。扱う機械や設備の大きさもかなり大きく、原料などの使用量もかなり多いです。特に麦汁を絞り出した後の作業と洗浄作業がかなり大変でした。しかしながら、各製造工程は規格が違っても作業内容は変わらないのでそれでも作業に戸惑うことはありませんでした。Phや初期・最終比重ともに目安の値で出来の良いビールを作ることが出来たと思います。ビールを作る際に比重というものが非常に重要になります。比重には初期比重と最終比重があり、差や初期比重をどれだけ高くするかなどにも関係していきますが、簡単に説明するとビールのアルコール、コク、キレなどビールの味を左右する大事な要素がここに影響してきます。そのあとにイーストを用いて発酵させるので試飲はしませんでしたが、自分が醸造したものは格別に美味しいのだろうと思いました。製造のやりがいを感じた気がします。ちなみにこの段階のビールのことを若ビールといいます。
2つは日本にはあまり馴染みのないReading Weekについてです。祭日が少ないからと説明してくれたクラスメートもいましたが、どの学校でもカナダでは2月の中旬に1週間の休みがあります。最後の学期で忙しいからストレス発散が目的だと私のクラスメートは説明してくれました。きちんとした由来はわかりません。クラスメートを含め、ほとんどの生徒がその週には帰省をしていました。写真のように図書館もガラガラの状態でした。私はクラスメートとスノーボーディングに行く予定だったのですが、雪が溶けてしまったため持ち越しになってしまいました。週の後半の4日間で2年前に留学したSaskatoonに遊びに行ってきました。バスで片道11時間ほどかかるので結構大変でした。たまたまその時期に北京に留学中の友達Saskatoonに遊びにきており、会うことが出来ました。モントリオールに一緒に旅行に行った友達、Saskatoonで働いている友達も含めて、なんと2年前に留学していた日本人が留学先で4人も集まるという展開になりました。話も盛り上がりっぱなしで、各個人のエピソードや勉強していた語学学校に遊びに訪れたりもしました。カナダ人の様にReading Weekを楽しめたのではないかと思います。写真は中国人の友達も含めてチャイニーズレストランでランチをした時の物です。Saskatoon滞在中も彼の家に滞在しました。もうSaskatoonに来ることはなかなかないと思いますが、帰国前に訪れる機会があって良かったです。
3月は中間から期末へとテストラッシュが秋の学期の時のように続きそうです。体調管理を怠らないように残り少ない留学生活を過ごしていきたいと思います。