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掲載日:2015.02.03

アメリカ・フィンドレー大学 留学レポート(12月) 佐藤将太さん

image00112月の報告書です。今月はフィンドレー大学では前期の終わりなので、今期の反省をしようと思います。
気づけばこのフィンドレーの生活も半分が終わり、12月を迎えました。この半期のあいだに、英語強化プログラムや、pre-vetの授業の聴講、学内の様々なイベントや、学外でのボランティアなど、様々なものに参加しました。
 英語強化プログラムでは、最後の授業の日に自分の英語のスキルがいかに上がったかを確かめられるように、最初の授業で行われた実力テストと同じものをすべての科目、Reading、Grammar、Composition ,Listening、Communicationで行いました。Readingでは新聞の記事を使った読解問題、Grammarでは一般的な文法問題でした。最初に行った時は、答え方が違うので減点と悔しい思いをしましたが、今年度を通して答え方を学べたので間違えることなく出来ました。Compositionでは与えられたトピックで英作文をつくるというものでした。作文や論文などの長い文を作るものは昔から苦手であり、さらにそれを英語で行うので私にとってはとても辛いものでした。しかしこの授業で文構成をしていく中のいくつかのポイントを教わり、自分に何が足りていないのかを見つけることができました。また、ただ文法に当てはめて文を書いていくのではなく、読者に自分が書いていることをよりわかりやすくするために、単語を変えて細かなニュアンスを変えることや、並びをよくするために、まったく同じ意味でも異なる単語に変えることなど、英語ならではのことも教えてもらえました。それらのおかげで、最初のものよりもとても良いものをかけました。当初よりもかなり良くなったものといえばListeningも同じことが言えます。ここに来た当初は自分のリスニング力の無さに憤りを感じていました。先生が何を言っているのか、クラスメートが何を聞いて来ているのかほとんど分からずにいました。特にクラスメートは母国語としていないので、なまりがかなり強ければ文法などもめちゃくちゃなのでとても大変でした。それでも諦めずに先生に何度も質問し、友達との会話には何度も聞きなおし、参考書でさらに聞き取るときのポイントなどを学び日々努力をしていきました。そのおかげでテストでは完璧に聞き取ることができ良い成績を取れました。Communicationでは与えられたトピックについてのスピーチでした。この科目はスピーキングが苦手であがり症の自分にとってまさに天敵のようなものでした。テストでもそうでしたが、だいぶスキルなどは上昇したものの、話し方や話す言葉などにまだよくなりそうなところが多数ありました。具体的な課題を見つけられたので、これをもとに後期では更なるスキルアップを目指していきたいです。

image003今期では私は良い先生とクラスメートに恵まれたと思います。緊張と不安でいっぱいであった私に積極的に声をかけてくれ、いつも笑顔で話してくれました。最初は友達ができるか、うまくやっていけるかと不安でしたが、今ではみんな仲良くやっています。来期でもこんなクラスになればと思います。
一方で、聴講をしていたpre-vetの授業も終わりました。今期では聴講という形で4つの授業を受けました。私はこの中でもやはりカーン先生によるアニマルハンドリング実習がとても好きでした。この授業は自分のような獣医保健看護学類の人向けで、品種やTPR、基本的な扱い方から日々のお世話の仕方まで様々なことを学びました。また、先生の教え方と授業の仕方も大変良く、高いモチベーションを維持しながら学ぶことができました。酪農学園大学ではまだ畜産動物についてはほとんど学んでいなかったので、日本とアメリカのやり方の違いはわかりませんでしたが、この授業で学んだことを日本に持ち帰って日本で学びながら違いを学べられればと思います。また、来期でもこれに似た授業が取れればいいと思っています。 

image005  今期でもう一つ力を入れたことといえば学外でのボランティア活動です。私はService Ambassadors という学内のボランティア組織に所属しています。そこでは学内学外問わず、多種多様なボランティアの募集の話が回ってきて、参加するというものです。そのなかで私は、Teddy’s Rescueという犬猫の保健所のボランティアをアメリカ人の友達と定期的に週に2回行っていました。この保健所は収容期間が決まっておらず、殺処分が行われない保険収容所でした。収容数としては犬猫それぞれ約20匹、計40匹ほどでした。そこで私たちは主に犬を担当して行っていました。というのも、猫の方も行いたいと思っていたのですが、そこの従業員とほかのボランティアの人たちが寒い外に出たくないということで犬の方をお願いされたためです。そこで行っていたことは、犬舎の掃除、ブランケットやクッションなどの洗濯、犬の散歩と運動の手伝い、収容所全体の掃除でした。このTeddy’s Rescueにはさすがアメリカと言わんばかりに、ラブラドールレトリーバーやジャーマンシェパード、ゴールデンレトリバー、ボクサー、ロットワイラーなどアメリカで人気のある大型犬が多くいました。ボクサーやロットワイラーは日本ではあまり見ないので、一般的な性格などを見るのにとても良い機会でした。何よりも酪農学園大学では獣医保健看護学類でお世話をしている犬がいたので、毎日犬に触る機会がありましたが、フィンドレー大学に来てからそれがなくなってしまったので少し寂しい気持ちがありました。そんな気持ちを解消するためにもこのボランティア活動ができてよかったと思います。来期でもぜひ来て欲しいと従業員の方がおっしゃってくださったので是非行きたいと思っています。
 今期の生活では、様々な活動に参加することで、こちらの生活に早く慣れることができました。しかし、このフィンドレーでの生活経験を自分の将来に役立てるにはまだまだやれることがあるはずだと思っています。アメリカの文化に触れることや、その言語である英語を学ぶことに重点を置いていた今期だったので、来期では、この生活を次にかせるような経験や挑戦をしていきたいと思っています。そのためには、今まで学んできた英語を活かして、先生や友達、アドバイザーの川村先生に協力してもらいより良い方法を見つけていきたいです。

酪農学園大学社会連携センター(2015.02.03)|国際交流, 現地レポート(留学)

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