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掲載日:2015.01.16

カナダ オールズカレッジ派遣留学報告(8月) 加藤 利さん

image001あっという間の牧場生活も終わりを迎えました。講義から学んだ知識しかなく、ほぼ実習経験のない私には毎日が新しいことばかりで、大学で学んだ内容が作業に活かされる瞬間がこの上なく達成感がありました。牛をどうやって上手く誘導するかなんて講義では習いませんでしたが、この実習の中で日常的なスキルは身につけられたと思います。給餌をするという単純な作業でもいろいろなことが考えられながら餌を与えていることを知ることが出来ましたし、子牛の調教も個々の子牛で個性があり、コツを掴む必要があることなど、実際に作業をして感じたことが本当に多かったです。初めは作業を教えてもらいながら作業をし、徐々に慣れて作業を任せてもらえるようになることにやりがいを感じました。そしてその成果を褒めてもらえた時に辛くても頑張ってよかったと思いました。特に私が驚いたのは子牛の調教です。根本的に調教をする理由は牛を人に慣れさせることで、ショーやバイヤーに送るための写真を撮りやすくすることやショーで牛を引きやすくするといった理由があります。1番初めはもくしをつけるところからものすごく大変であり、捕まえた後もずっと逃げようと必死にもがきます。しかし、2回目、3回目だったとしても徐々に牛が慣れ始め、牛によって好きな部位がわかりやすくなってきます。勿論子牛によって個人差はありますが、犬のようにお尻を振るくらい嬉しがる子牛も珍しくないです。回数を重ねるだけでこんなにも振る舞いが変わることに非常に感動したことを忘れないと思います。
 11月にはオールズでカウショーがあるのでまた二ヶ月後にはまた牧場先の家族の方に会えそうです。クリスマスも予定が何もないならぜひ遊びにおいでと言ってくれました。実習だけの付き合いだけでなく、このまま定期的に連絡したり会いに行ったりできればいいと思っています。その時にはさらに英語を話せるようになっているように心を切り替えて、カレッジの勉強に専念したいと思います。
 なんとカレッジに移る前の日に8月末ですがオーロラを観ることが出来ました。写真はその時のオーロラです。

酪農学園大学社会連携センター(2015.01.16)|国際交流, 現地レポート(留学)

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