酪農学園大学社会連携センター アーカイブサイト > 全件 > 国際交流 > カナダ オールズカレッジ派遣留学報告(6月) 加藤 利さん

Topics

掲載日:2015.01.15

カナダ オールズカレッジ派遣留学報告(6月) 加藤 利さん

image001
私が住んでいる地域はすごく湿度が低く、カラッとしているのでかなり過ごしやすいです。驚くほどあっという間に月日が経ち、なんと実習がもう折り返し地点となっております。カレンダーが残り半分と考えると今年もあっという間だなとしみじみ考えてしまいました。
 6月初めに子供向けのジュニアカウショーがあり、私の牧場はショーには参加していないのですがホストファザーのマザーが実行委員を行っており見学をさせてもらいました。ショーとしてはアットホームな大きなものではなかったですが、中身はすごく濃く、審査は本格的でした。ホストファザーも小さいころにこのショーに参加していたらしく、いろいろな人と話をしながら牛の写真をたくさん撮りました。
中旬には放牧地にいる牛すべてのワクチン接種と駆虫を行い、かなり長い1日を過ごしました。家族、兄弟が集まり総勢6名で牛を追い込み、ワクチンを担当する人、耳標の記憶をする人などそれぞれの役割分担をしていました。私はワクチンを注射器に注入することと、接種が終わった牛の誘導、背中に駆虫薬をかける、牛が後ずさらないように大木の移動などそのほかにも役割に当てはまらない全般を任されかなり慌ただしかったです。朝7時くらいにスタートし3時過ぎに終わり、大変でしたが達成感がありとても良い経験ができました。写真は使用したワクチンです。

image003下旬にはベイラーなど3種ほどの機械を買いなおすという話があり、私はもともと所持していた機械の洗浄を行いました。一つの機械に丸一日使うことがほとんどでしたが、かなり見栄えが良くなり、ホストファミリーもすごく喜んでくれて非常に嬉しかったです。
写真はほこりまみれの状態から洗浄したあとの機械になります。7月からは各放牧地に雄牛を1頭ずつ入れて自然交配を行う予定です。日本ではなかなか珍しいと思いますし、講義で自然交配のメリットやデメリットについても学んだことがあるので実際にはどのような形で行われるのか楽しみです。雄牛の精液検査をする際には一緒に連れて行ってほしいと頼んだので、7月の報告書には精液検査の写真もアップできれば良いなと思います。

 実習を行っているとなかなか勉強がはかどらないので、目標を高く持ち、カレッジに行く準備を心身ともにしていきたいと思います。だいぶ専門的なことが多い実習になってきているので報告書も牛中心になると思いますが、よろしくお願い致します!

酪農学園大学社会連携センター(2015.01.15)|国際交流, 現地レポート(留学)

このページのTOPへ戻る