
掲載日:2018.09.04
海外農業研修報告書(国際農業者交流協会・オランダ)8月
循環農学類3年 岩﨑 真衣沙
長く続く猛暑が急に終わりを告げて夜は少し寒さを感じる季節になりました。最近はようやく雨が降る回数が多くなったので、植物や動物、人にとって少しありがたいと感じています。
前回マイスの成長過程を記しましたが、8月中旬の頃にまた様子を見に行ったところ、コーンが黄色く実り、あちこちで大きく育った実を見かけました。一粒一粒の実がぎっしりとしていておいしそうでした。もうそろそろ収穫する時期なので楽しみです。
黄色く色づき始めた
今月はトラクターに乗らせていただくことがたくさんありました。
今まではボスの隣に座って話を聞いたり、外から作業風景を見ることが多かったのですが、ついに自分で放牧地の草を刈るということをさせていただきました。トラクターに乗りなれていないことに加えて、使い方の説明を聞き取ることが難しくなかなか大変でした。やっと乗りなれてくると次にどのように動かせばよいか、先のことも考えられる余裕ができるようになりました。しかしかなり体がこわばっていたようで、トラクターから降りたら一気に疲れがでました。スムーズに乗りこなすボスは本当にすごいと尊敬します。
今まではこのように横に座っていた
これを動かせたと思うと嬉しい気持ちに…!
降りて確認してみたところ少しずれていました…
また別の日には、毎日なくてはならない1つである餌のトラクターに乗せていただきました。これは今まで乗ってきたトラクターの中でも1番大きくてかなり困惑しました。前にも後ろにもバケットのようなものがついていて実際に座っているところから見る距離感覚がなかなかつかめませんでした。以前乗らせて頂いたものは、周りに大きな障害物等がなかったのでぶつける心配はありませんでしたが、今回のものは牛舎内といった狭い空間も通過するものなので責任が重くのしかかる思いでした。久しぶりに教習所の気分を味わいました。

8月を振り返って
主な自分の仕事の役割や順番を考えて動いてはいるつもりでもスムーズに進まなかったりと、時間に追われていき、気が付くともう1日が終わりを迎えてしまう、と毎日があっという間に感じています。もっと心に余裕を持ちたいと思う日々です…。
夕方頃になるとよくグライダーや気球を見かけます
日本では見かけないのでとても素敵だなと感じます