社会連携センター地域連携課主催の「食育・健康講座II」が、6月23日(土)、トレーニングセンターで開催され、25名の参加がありました。
講義1は、農食環境学群食と健康学類の石井智美教授(臨床栄養管理学研究室)が、「食べることと世界~発酵はスゴイ~」をテーマに行いました。
石井先生は、人が微生物による発酵の力をうまく活用し、食品を保存する術を編み出してきた歴史や日本国内をはじめ世界で食されている発酵食品の紹介、さらには第二の脳とも呼ばれる腸の働きと、その腸内環境を正常化する微生物の種類などについて説明されました。先生は、日本国内でも味噌や醤油、漬物やヨーグルトなど様々な発酵食品があるが、世界を見渡すとモンゴルにおける馬乳酒やブータンにおけるヤク乳のテッパなど様々な発酵食品あり、それらが人々の食文化を支え発展させてきたと解説され、1講義目を終了しました。
講義2は、農食環境学群循環農学類の柴田啓介助教(健康スポーツ科学研究室)が、「今からでも遅くない!らくらく筋トレ講座」をテーマに行いました。
柴田先生は、筋トレをする目的やその効果の他、加齢に伴い低下する筋肉量について解説しました。中でも太もも前側の筋肉が最も低下しやすく、筋力低下により転倒のリスクが高まることを説明。健康な生活を送るためにも日々のトレーニングとしての筋トレの重要性を解説されました。講義の後は、参加者と共に正しい筋トレ方法を実演し、その魅力について紹介しました。最後に、無理のない範囲で筋トレを継続し、日常生活の改善に努めることで、ケガや病気の無い生活を送り、旅行など趣味の充実に繋がるとまとめられ、2講義目を終了しました。