
掲載日:2017.09.29
2017年度フィンドレー大学ベケット奨学金留学報告書:9月
獣医学類5年 北名純也
酪農学園大学獣医学類5年の北名純也です。フィンドレー大学での生活が早くも1か月を過ぎました。初めの1か月は環境に慣れたり、英語に慣れたりすることに一杯いっぱいになってしまったところもありますが、ここ最近は落ち着いて充実した生活を送ることができています。友達も増えいろいろな行事に誘われたり、いろいろなことを体験させてもらったりできるようになってきました。
9月は今学期の勉強についてご紹介したいと思います。アメリカの大学は日本の大学とは違い、基本的に秋学期と春学期の二学期制からなっています。フィンドレー大学の学生は、このそれぞれの学期の中で各自決められた数以上の単位を取得する必要があり、留学生である私もこれは例外ではありません。日本や他の国からフィンドレー大学に来る留学生は、TOFLEならびにIELTSのスコアをある基準以上持っていれば、秋学期からアメリカの学生に交じって自分の好きな授業を履修することができます。しかし、渡米前にそのスコアを持っていない学生は、初めに大学独自の英語力判定テストを受けます。このテストで好成績を残すと、結果次第では上記のテストのスコアを持っていなくてもいきなり自分が受けたい授業を受けられます。しかし、少しテストの結果が低いと、初めに英語のクラスを受講することになります。私はこのテストを受け、英語を母国語としない学生のための英語学習クラスの授業を受けることになりました。この授業では英語力によりBasic、Beginning、Intermediateのクラスに分けられ、Intermediateを卒業するとアメリカの学生に交じって様々な授業が取れるようになります。私はこのIntermediateのクラスに入りました。そのため、秋学期はこのクラスで英語の授業を受け、来学期からは学部生の授業を履修しようと思っています。この英語のクラスでは日本をはじめ、サウジアラビア、中国、台湾などアジア各国やケニア、オランダ、メキシコなど世界の国々からの留学生が一緒にReading、Writing、Listening、Compositionなどの英語の授業を受けます。そのため、たくさんの国からの友達を作ることができました。週末にはクラスの友達とボウリングに行くなど、良好な関係を築けています。私はこの英語のクラスのほかに、あまり英語力が高くなくても受講できるコーラスの授業を受けており、この授業では11月にコンサートホールでの発表会があるようです。他の日本人留学生の中には、同じ英語のクラスであっても、聴講という形で自分の興味がある授業を受けている人もおり、希望に沿った自由度の高い選択ができます。
授業の風景

アメリカのボウリング場
日本とは違い照明が暗く、お酒も売っている。
また、大学以外の活動を振り返ると、9月は様々なアクティビティができた1ヶ月でした。上旬には、昨年フィンドレー大学との短期の交換留学プログラムで酪農学園大学に来て、仲良くなったJoniの家にホームステイさせていただけることになり、3泊4日でお邪魔してきました。Joniの家では家族の皆様に温かく迎えていただき、庭でバーベキューをしたり、鶏と戯れたり、川沿いの手作りツリーハウスに上ったりと、ゆっくりとした素晴らしい時間を過ごすことができました。

Joni一家と(お友達も含む)

川沿いのツリーハウス

ニワトリと

川沿いのツリーハウス

アメリカ風バーベキュー
日本人の友達カナコと
さらに、中旬には、日曜日を利用して、短期で日本から来ている留学生と長期滞在の日本人、こちらで日本語を学んでいるアメリカ人と一緒に総勢約30名の大所帯でアメリカ有数の遊園地であるCedar Point に行ってきました。日本ではほとんど本格的な遊園地に行ったことがなかった私ですが、アメリカで5本の指に入るようなジェットコースターに乗るなど思う存分に満喫することができました。
このように1か月目にしてアメリカ人、日本人、ほかの国の人々と友達になり、様々な活動をさせてもらっています。これからもこの調子で、できることからコツコツと積み重ねていこうと思います。