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掲載日:2011.10.21

[留学・現地レポート]フィンドレー大学留学体験記 vol1

フィンドレー大学留学体験記 Vol.1
獣医学部獣医学科 小出健太郎

日本を出発してから今日でちょうど2か月目になります。英語が苦手でも、買い物をしたり、遊びに行ったりといった日常生活を送ることはできます。一生懸命話せばなんとなく伝わりますし、なかなか伝わらなくても、妥協しないでしっかり”NO”と言えば理解してくれます。友達のパキスタン人はすごく流暢にしゃべりますが文法がめちゃくちゃです。アメリカ人の友達が彼の英語はわかりにくいと言っていましたが、彼はアメリカ人の友達をたくさんつくっています。正しく話すことよりも、一生懸命に伝えることが大切だと実感しました。彼とは授業中はほぼ一緒にいてよく話をしていますが、お互いに言っていることがわからず、言い争いになることもしばしばです。彼からは相手を罵る英語も学びました。
できるだけネイティブの英語を身につけようと、アメリカ人といっしょに行動するようにしていますが、文化の違いに驚くことがよくあります。特に驚いたことはface bookです。アメリカ人の学生は私の知る限りでは全員がface bookに登録していて、私はあまりSNSが好きではなかったのですが、こちらに来てから友達に半強制的にはじめさせられました。こちらの学生、特に女性は写真をデジカメで撮ってはすべてをface book上にアップロードします。日本人同士で写真を撮った場合、撮る前後に一言声をかけたり、face bookにのせるからといった断りをいれたりなどしますが、彼女らは何も言ってくれず、face bookで確認して初めて撮られていたことを知ることがよくあります。留学中は『郷に入っては郷に従え』をテーマにすべてを受け入れて吸収するつもりでしたが、これはあまり気持ちの良いものではなかったので以前文句を言いました。わかったよと言ってくれたこともありましたが、事態が好転することもなく、今ではアメリカの文化を余すところなく吸収しようと腹を括り、こちらからもたくさん写真を撮ることにしました。face bookで困ったことばかりを書いてしまいましたが始めて良かったことももちろんあります。それは友達が作りやすいことです。1度しか話したことがなくても、face bookで申請をして友達になれば、次回ばったりあったときに話しかけやすいです。そしてそれ以上のメリットとして、日本人以外の名前を大量に短期間で覚えることは難しいですが、face bookで名前と顔を確認することで思い出すことができます。さらに話題を事前に知っておくことで会話の内容が多少難しくてもついていけますし、face bookは話し言葉で書かれることが多いので読むだけでも会話のパターンを増やす練習になっています。
留学の体験記というよりface bookの体験記になってしまいましたが、次回はもっと留学に興味を持っていただける内容になるように頑張りたいと思います。

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