
掲載日:2016.10.06
フィンドレー大学ベケット奨学金留学報告書(9月)
獣医3年 笠島総司
留学生活も早1ヶ月が経ちました。こちらに来る前では考えられないほど充実した生活を送っています。9月最初の休日は月曜日がLabor Dayということもあり、学校が3連休だったので今年の5月に酪農学園大学にPre-Vetsのプログラムで来たジョニの家にホームステイしに行きました。彼女の家ではスタンダード・プードルを3頭飼っており、1日の半分は一緒に遊んでいました。他にも裏庭でボンファイヤーをしながら食事をしたり、ドッグランの体験、鶏の世話、家族団欒で映画をみたりなど伸び伸びとした休暇を過ごしました。別れの時にはThanksgiving dayにまた訪れる約束をしました。
ジョニ(左)とジョニの父のジョン(中)と私(右)
ホットドッグのソーセージを焼いて食べました
上旬に大学主催のマラソン大会があったので、私も参加しました。5kmといえど日本にいた頃からずっと運動をしていなかったので、正直完走できるか不安でしたが、何とか走り切ることができました。また、組んでいたチームメイトが速い人達ばかりだったこともあり、私達のチームが優勝し表彰されました。レストランのギフトがードを景品として頂き、休みの日に皆で行く約束をしました。
マラソン大会のチームメイト。私はテニスウェアで参加しました
Japanese in Experienceという日本の学生がアメリカの学生に日本文化を教える授業で日本食を作るという宿題が出されました。私達のグループはお好み焼きを作り、グループ以外の人も招待してちょっとしたパーティーを開きました。皆お好み焼きを1から作ったことがない者同士で心配でしたが、食べさせられるものが出来て安心しました。
私がカトリック教信者ということもあり、今月から日曜日に教会に通うことにしました。信者友達の車で教会まで向かい、英語でミサに参加していますが、内容が分からず今でも戸惑っていますが、老若男女問わずに参加しているのを見て、日本よりも神を想う気持ちがあるのかもしれないと感じました。
また、スペイン語の授業を取ることにしました。元々スペインに住んでいた私ですが、長い日本の生活でスペイン語を忘れてしまったことをずっと歯がゆく感じていました。今回は学び直すのにこれ以上ない機会だと思い、勉強を始めることにしました。説明が全て英語で正直大変ですが、それ以上に楽しさと喜びが沸き上がっています。
9月末には大学のイベントでラテンアメリカダンスを体験しました。パートナーと一緒に踊る系統のダンスは初めてで少し気恥ずかしい思いもありましたが、見た目よりも難しいものなのだと隠れた奥深さを感じました。
9月後半の週末はインド人の友達の家でカレーを御馳走になり、また作り方も教わりました。アメリカに来る前はこのようなイベントが起きるとは思いませんでしたが、香辛料を何種類も使う様子が見れるなど、面白い経験が得られました。
カレーに使う玉ねぎを炒めている様子
今月の最後にはクライミングが230回に到達しました。思い付きで始めたアクティビティがここまで継続できたことにかすかな達成感を感じています。クライミング仲間とも随分と仲良くなり、これからも続けていきたいと思っています。
230到達祝いのTシャツをもらった様子
英語力はまだまだですが、それでも毎日を楽しく過ごせる生活を送っています。今はここでの日々を確かな経験として糧にしていきたいと願っています。