エクステンションセンター生涯学習課主催の「今日から役立つ食育講座I」を、9月3日(土)午前
9時より、本学C1号館201教室で開催し、22名の方々が参加されました。
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1講義目は、本学食と健康学類栃原孝志講師が「牛乳の不思議、乳製品のお話」のテーマで、唯一食
されるために生産される食品である「乳」、そして「乳」を原材料として作られる「乳製品」の歴史、
栄養、機能性などについて解説されました。牛乳、乳製品の栄養面では、「体に必要なアミノ酸のバ
ランスが良く、脂肪分や炭水化物、ビタミンも含んでいるが、すべての栄養素を補うことができない」
と話され、「ただ、カルシウムの吸収率も高いことから、補助的な食品として用い、バランスをとる
のが良い」とまとめられました。また、講義中にはチーズの試食も行われ、牛乳、乳製品のおいしさ
や機能性を確認できる講義となりました。
2講義目は、本学食と健康学類杉村留美子准教授が「わかってはいるけれど食べてしまうを減らすた
めに―行動科学を用いて健康的な食生活を―」のテーマで、行動科学技法による食生活改善について
解説されました。「行動を変えるのは難しいが、自分の生活を知り、それぞれの目標をたて、続けて
いくことが大事」と話され、続けていくためには実現可能なことに目標を設定し、達成感が何度も経
験できるスモールステップ法について説明されました。さらに、結果の見通しがたつことで行動を起
こしやすくなるとして、「食行動変容は継続するのは難しいが、達成感(できた)と効力感(できる)
を増やし、バランスの良い食習慣を目指しましょう」とまとめられ、講義は終了しました。
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「今日から役立つ食育講座I」は終了しましたが、10月29日(土)には「今日から役立つ食育講
座II」が開催されます。内容は「秋の薬膳料理」です。