
掲載日:2017.04.05
フィンドレー大学ベケット奨学金留学報告書(3月)
獣医3年 笠島総司
日本の大学では卒業生を送り新入生を迎える3月。今月は毎週の予定が多く、このSpring semesterの中で最も忙しい月になったのではと思います。
月の初めにMid-termが終わり、直ぐにSpring breakに入りました。私は友達の計らいでPre-vetsのSpring tripに運良く参加する事が出来ました。4日から9日までの6日間でミシシッピ州、アラバマ州、テネシー州の獣医大学を4つ見て回りました。それぞれ特徴があり、いずれも日本の大学にはない設備や広大な土地があり、在学生に対するサービスが充実していました。特に最終日に見学したテネシー州のLincoln Memorial University(LMU)は丘陵地帯に建物を散在させており、高い所からキャンパス内を見渡すだけでも圧巻されました。実習の教室も中央にスクリーンが四方にセットされており、学生は注意事項を確認しながら作業を行える形になっておりました。このような貴重な体験が出来た事は幸運でした。
LMUのキャンパス内で撮った写真
LMUキャンパス内の写真。右はvet-schoolから見える風景です。
Spring breakが終わって間もなく、アニマルハンドリングのプログラムで酪農学園大学の学生6人がフィンドレー大学に来ました。彼らのプログラムに乗じて私も幾つかのスケジュールに参加する事にしました。毎週水曜日の夕方はホースセラピーのボランティアとしてChallenged championというプログラムに参加しました。ここでは身体的・精神的に障害を持っている人を対象に、筋肉の維持やコミュニケーションの場を作る目的として乗馬体験をさせる活動を行っておりました。1日にレッスンが2コマあり、私は後半のコマに割り振られていなかったので、スタッフの人にこの活動やアメリカの馬・乗馬事情に関する事を質問していました。短い時間でしたが、この留学で馬に触れる機会がなかった私にとっては有意義な時間でした。25日にはコロンバス動物園に行き、マナティーのお世話をしている飼育員さんのお話を聞く事になりました。フロリダでボートの衝突事故等で怪我をしたマナティーを保護している事、しかしフロリダ外ではコロンバスとシンシナティでしかこの活動を行っていないこと等、日本ではめったに聞くことの出来ないアメリカのローカルな話題を聞くことが出来ました。
コロンバス動物園のマナティーエリア
2月から続いていたGenki kidsも今月いっぱいで終わりました。27日には授業参観も兼ねた保護者の方への発表会があり、「大きな栗の下で」や「森のくまさん」の踊りを子供達と披露しました。直前で会場が変わり音源がなくなる等ちょっとしたトラブルもありましたが、楽しんで頂けた様でほっとしています。
Genki kidsの集合写真。発表会の日に撮りました。
31日にはInternational nightに日本代表として参加しました。当日は朝からブースの準備を行い、開始間際に出来上がる所から始まりました。食べ物、アクティビティ、着付けなどブースには日本の文化を幅広く展示しましたが、開始直後から長蛇の列になっておりました。また、ステージでのパフォーマンスは好評だった様で、2月からの練習の成果が出たようです。IELPの友達もそれぞれ自国の衣装を着ていたので、各国の知らない一面を見ているようでした。
International nightの様子
International nightの日本ブース
帰国まで残り1ヶ月程度となりました。Spring semesterに入ってからの日々は前期とは比べ物にならない程早く、少し寂しさを覚えます。残りの期間は英語のカンバーセーションパートナー探しなど日本に帰ってからの事も視野に入れて行動する予定です。