アルバータ大学 VSCPプログラム 報告書(9月)
生命環境学部4年 大塚冬花
はじめに
今月から、気温がぐんと下がり、日も短くなったように感じます。とうとう、アカデミッククラスが始まり、ついていけるかという不安とカナダの学生と一緒に授業をうけることへの楽しみとが入り交ざった複雑な気持ちです。
9月の始めごろに両親が会いに来てくれて、一緒に旅行に行くなど楽しい時間を過ごすことが出来ました。
アカデミッククラス
アカデミッククラスではAnimal Science と Drama の二つの科目で悩んでいましたが、Dramaの授業を取ることに決めました。
Dramaクラスは演じたり、パフォーマンスをするのを想像すると思いますが、私の履修したクラスはプレゼンテーションを中心に学ぶクラスです。クラスメート全部で20人ほどです。私以外に韓国と日本のVSCPの学生が4人います。私はそもそも人前で話すことが苦手だったので、このクラスを取ることは私にとって一つの挑戦になると思いました。しかし、就職活動や社会に出てから必要になるスキルだと思い、頑張って受けることにしました。6回から7回のプレゼンテーションがあるので、常に練習と準備は欠かせません。また筆記テストはなく全てのスコアはプレゼンテーションによって付けられます。毎回topic は様々で、デモンストレーション、名句やことわざを自分の経験と結びつけて説明、いかに声や表情を使って効果的に話すか。など求められることは毎回異なります。基本的にノートを見ながら話したり、パワーポイントを使うことは禁止されているので、身一つで話します。最初は一方向だけ見てしまったり、緊張しすぎてしまったりしました。また第一言語が英語の生徒たちの話が私にとって早すぎて理解できないことがしばしばありましたが、自分のペースで一番伝えたいことを伝えることに集中することで緊張が少しほぐれました。これからもアカデミック授業頑張ります。
カナダでの生活
アカデミックの授業が始まったと同時に、たくさんの学生が長い夏休みから戻ってきて、とてもキャンパス内が賑やかになりました。私は以前からずっと興味を持っていた、outdoor club に入りました。今月はまだ本格的な活動はありませんが、来月には続々と様々な活動が始まるようなのでとても楽しみです。
また、最近は平日はほぼ毎日、international center で英語会話クラスというアルバータ大学の学生のボランティアによって行われている、無料のクラスをみつけ、なるべく毎日行くようにしています。先生は私たちとほぼ同じ年齢なので、トピックは日常の出来事や、ゲームをしたりします。たまに恋愛事やハプニングに関する話をすることもあり、非常に盛り上がったりします。
9月のアカデミック授業が始まる前の休み中に両親が会いにきてくれました。私の両親も是非、カナダの壮大な自然を見たいとの要望だったので、自然国立公園であるジャスパーとバンフ国立公園に1週間ほど滞在しました。レンタカーを借りて、たくさんの場所を見て回ることができました。また、何日かハイキングをするなどをして、両親も大満足の様で久しぶりの再会ということもあり、大変楽しい時を過ごすことが出来ました。
両親は「残りのカナダでの生活を楽しんでね」と言ってくれて、親に改めて感謝しなくてはいけないなと思いました。
さいごに
夏が終わり、突然寒くなってきたので、健康にも気を付けていこうと思います。
アカデミックの授業で苦労することもあり、挫折しそうになることもありますが、私に与えられた素晴らしい機会だと考え、無駄にすることなく頑張ります。