2017年2月25日(土)、大学エクステンションセンター主催の家庭菜園講座が大学C1号館101
教室で開催されました。本講座は、テレビ会議システムを用いて、余市町農村活性化センター「メッセ・
アップルドリーム」余市サテライト会場と同時中継で結び、遠く江別まで足を運ばなくとも受講できるス
タイルを取りました。受講者は、本学会場に67名、余市サテライト会場に13名と、合計80名にも及
ぶ多数の方々にご参加いただきました。
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阿部茂エクステンションセンター次長の挨拶、講師紹介の後、2名の講師により講義を行いました。
1時限目9:00~10:30「エダマメ、アズキ、インゲンマメの栽培の基本」
講師:酪農学園大学 農食環境学群 教授 義平大樹(作物学研究室)
義平大樹教授は、家庭菜園でもお馴染みのエダマメ、アズキ、インゲンマメの栽培管理法について解説し、
栽培の基本となる畑作りや品種の特性、それに基づく栽培管理など、参加者が一番知りたい情報について
説明しました。また、参加者から事前に集約した質問に対しても一つ一つ丁寧に回答するなど、参加者の
疑問を一つでも解消できるよう説明し、講義は終了しました。
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2時限目10:45~12:15「家庭で作る野菜」
講師:酪農学園大学 農食環境学群 教授 岡田正裕(農業科教育研究室)
岡田正裕教授は、実体験を交えた有機栽培の有用性を説明し、栽培書にとらわれず、作物の持つ生命力を
最大限に活かす栽培を心がけるよう述べられました。また、作物が成長する過程で必要なタンパク質生成
の原理について、有機肥料と化学肥料とで違いがあり、それが野菜の味などに影響することを解説。さら
に、市販されている肥料の成分表示の見方や有機肥料と化学肥料の見分け方にも触れられ、講義は終了し
ました。
両講義とも、本学会場、余市サテライト会場から多くの質問が寄せられ、受講者の熱心さ、意識の高さが
感じられた講座となりました。
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2016年度の市民公開講座は、この「家庭菜園講座」をもちまして終了となりました。多数のご参加を
いただき、感謝申し上げます。また、2017年度の市民公開講座にも、多くの皆様の参加をお待ちして
おります。詳細が決まりましたら、ホームページ等で公表させていただきます。