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掲載日:2016.11.14

フィンドレー大学ベケット奨学金留学報告書(10月)

獣医3年 笠島総司

 フィンドレーの気候も寒くなりました。今月はイベントに参加するというよりも、自分で行動を起こした事が多かった様に思えます。
10月の初めにはジャパニーズプログラムハウスで豚味噌丼を食べるというイベントを企画しました。日付も企画内容も思い付きでしたが、それでも多くの友達が参加してくれ、食材が足りなくなったことを今でも覚えています。近いうちに同じ様な企画を行いたいと思っています。

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豚味噌丼パーティーの様子

 今月もFunday Sundayが開催されました。私はソーラン節担当になり、動画を見ながら振付を覚えるところから始めました。日本人の間でも細かい部分が違うなど大変なところはありましたが、子供達や地元の方にソーランの雰囲気は分かってもらえたのではと思います。

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ソーラン節のメンバー

 Fall Breakでは、友達の家にホームステイをしました。家族の方は皆気さくで、泊まっている間はいろいろな話をしました。ネイティブな英語で理解するのに苦労しましたが、実践的なリスニングの練習になりました。また、地元の同世代の人達とご飯を食べたり、一緒に遊ぶなどして、アメリカの休日の過ごし方を体験しました。

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友達とボウなどで遊んでる様子

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ホームステイ先の集合写真

 中旬には、自国を紹介するカンバーセンションがありました。言語・衣服・宗教・結婚制度などの話をして国毎の違いを学ぶだけでなく、文化の違いをいかに説明できるかというコミュニケーションの練習にもなり、楽しい時間を過ごせました。
また、知り合いのコネクションで動物病院の見学に行きました。日本でも病院見学の経験もあったので、両国間の病院の比較をしながらの見学でした。臭いや手術量、ペットの預かりシステムなどを聞く、感じるなどしましたが、手術室を含む病院のいたるところに音楽を聴くためのラジオがあったのは衝撃的でした。

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手術室

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中にラジオがありました

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病院まで連れて行って頂いたカプランさん(左)と
案内してくれた職員の方(中)

翌日には大学が所有するファームに行きました。酪農学園大学顔負けの敷地の広さには圧倒され、農業系の学生は一度見るべきだと感じた瞬間でした。生まれたての家畜の飼育方法や道具の使い方など、少しでも有益な情報を得ようと付き添いの方に何度も質問をしましたが、その度に英語を話せることの大切さを痛感しました。

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子豚の飼育スペースがありました

 後半にはelementary schoolで日本文化を伝えるファミリーナイトというイベントにボランティアで参加しました。会場の1区画を借りて折り紙と習字を紹介したのですが、どちらも好評で2時間休みなく子供達の相手をしていました。日本文化は異国の人にとってはとても興味深いものなのだという事を学んだ1日でした。

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習字を教えている様子

 10月最後の週には日本のアニメーション映画「百日紅」を友達と2人で見に行きました。アメリカにいるからこそ感じた事ですが、日本文化を疑似的に体験するのにはとても良い作品だと感じました。大学へ帰る途中にもアメリカ人はこれを見てどう思うのかと会話を弾ませていました。
ここの生活で何かを掴めているかはわかりませんが確実に日本とは異なる経験を得ています。英語力などで時々悩むこともありますが、1つ1つ向き合って納得できる留学生活を送っていきます。

酪農学園大学社会連携センター(2016.11.14)|お知らせ, 全件, 国際交流, 現地レポート(留学)

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