フィンドレー大学留学体験記 Vol.2
獣医学部獣医学科 小出健太郎
留学してからもうすぐ3ヶ月がたちます。3ヶ月もアメリカにいれば英語を聞き取れるようになると日本にいたときに聞いたことがありますが、アメリカ人同士の会話、特に子ども達の会話は話題が何なのかわからないとさっぱりわかりません。3ヶ月までの残り2週間に期待したいと思います。
今月はアメリカの人たちは日本人のことをどのように思っているかについて書きたいと思います。ただし私の体験を通して感じたこと書くので、フィンドレーのアメリカ人という前提になりますが。
私の運が良いのか、出会ったほぼすべてのアメリカ人は私にとても親切にしてくれます。ただ戦争を体験されたご年配の方の中には日本人が大嫌いという方もいらっしゃいます。私は秋休みにホームステイをしましたが、その滞在中に日本人が嫌いなおじいさんとお話をする機会がありました。会ってすぐに挨拶を交わし、握手をしましたが、その後で中指を立てられました。まわりの家族は冗談だろうと笑っていましたが、本当はどうだったのかわかりません。
このような人と会話できたことは良い経験になりました。日本人が嫌いという方に会ったのはこの方だけで、その他であった人たちは日本人に対してむしろ好意的です。私が日本人だからかもしれませんが、韓国人や中国人と比べても、日本人は好かれているように感じます。大人はもちろん子どもにも人気です。
10月はアメリカ人の子ども達と接する機会がたくさんありました。授業の一環で小学生に折り紙を教えましたし、毎週大学の教室の一つをつかって子ども達に日本語を教えるボランティアにも参加しています 。子ども達は日本にとても興味をもってくれていました。2人の女の子から求婚され、もしかするとモテ期かなと思ってしまうほどです。その他に、授業とは関係なくアイススケートに行ったときも、たくさんの小学生や中学生、高校生と友達になりました。帰るときにはその場にいたほぼ全ての子ども達が私の名前を覚えていて、一緒に行ったアメリカ人の友達も驚いていました。
日本のアニメやマンガが好きなオタクのアメリカ人もいて、彼らと会話をするのはとても面白いです。親切にしてくれる人たちにもっと自分の気持ちが伝えられるように、より一層頑張って英語を勉強したいと思います。