本学では、旭川市(旭山動物園・坂東元園長)との間で締結した「包括的な連携と協力に関する協定」に基づき、マレーシアボルネオ島における野生動物の保護を進めるため、キリンビバレッジ様のご協力により、寄付型自動販売機を設置、2011年12月14日に学生ホールにて、除幕式をおこないました。
式には、旭山動物園の坂東元園長(本学獣医学科卒業生)、本学谷山弘行学長、北海道キリンビバレッジ伊勢谷和幸市場開発部担当部長らが出席しておこなわれました。
これまで旭山動物園では、「ボルネオへの恩返しプロジェクト」として、各地に自動販売機を設置し、収益の一部をボルネオ島に野生動物レスキューセンターを設置するため、使用してきました。
また、本学では、JICA(国際協力機構)の草の根技術協力事業として、2012年より旭山動物園と共同で、ボルネオ島のオランウータンやボルネオゾウを保護するため、「キナバタンガン川下流域の生物多様性保全のための住民参加型村おこしプロジェクト」実施する予定となっています。
今後、本学と旭山動物園は、現地での共同研究や学生実習などを通じてボルネオ島の生物多様性保全の取り組みを実施するとともに、国内においてもボルネオ島の野生動物保護のための普及啓発事業を行っていくこととしています。