
掲載日:2012.12.18
「獣医の卵たちによる勉強会」を大学研修館で開催
エクステンションセンター生涯学習課主催の「獣医の卵たちによる勉強会」が、12月8日(土)、
9日(日)の2日間、研修館2階の大研修室で開催されました。
受講者は、8日が35名、9日は30名で小学生から80代の方まで、幅広い年齢層の方々の
参加がありました。
講師を務めたのは、大学内にある野生動物医学センターを拠点に活動する獣医の卵の学生達です。
8日の「哺乳類を知ろう(前編)」では4名の学生が、9日の「哺乳類を知ろう(後編)」では5名の
学生が講義を行い、指導教授である獣医寄生虫病学ユニットの浅川満彦教授がオブザーバーの形で
見守りました。
この勉強会では、学生達が、獣医学および保全医学の側面から、哺乳類の分類ごとに、体の構造や特徴、
分布、進化等を解説。さらに、人と野生動物を取り巻く環境の変化を説明し、生態系の保護が人間の健康
を守ることにつながるということを訴えていきました。 また、保護している標本を展示し、実際の大きさ、
動き方などを説明していました。
参加された方々は、9名の獣医の卵たちに質問をして、生態の不思議な部分や生存していくための進化や
退化など、野生動物の面白さを知り、「勉強会」を楽しんでいました。
また、一般市民の方々を前に発表した学生にとっても、プレゼンテーション実践の場として貴重な時間を
経験することができ、収穫の多い「勉強会」となりました。