循環農学類3年 岩﨑 真衣沙
研修も終わりに近づいてきました。初めのころの4月と比べてみて自分が何か成長できているのか、得られたものは何かといったことを考えることが多くなりました。残りの日数も30日をきってしまい少しものさみしく思います。
私の農場ではLELYのロボットA2が使われています。2008年に導入して10年ほどたちます。24時間稼働させていて搾乳は基本的にロボットにて行われます。搾乳中に濃厚飼料をボックス内で食べることが可能です。牛にそのことを記憶させて、自ら搾乳に行くように仕向けています。搾乳ロボットに行く回数が多いほど(2.5以上また、搾乳されずに出て来る回数も1.0以上)ロボットを導入するメリットがあります。私の農場では1日あたりそれぞれ2.9回、1.4回となっています。
牛のコンディションや搾乳回数、乳量、発情といった牛の管理はすべてパソコンでされています。乳房炎や初乳といった業者に出せないものはパソコン内で変更されてタンクとは別のバケツに入れることになります。またここには搾乳に遅れが出ている牛のリストも出されます。赤、黄色、緑といった色を使っていて見やすいグラフになっています。
もしロボットに何かしら問題が生じた場合、アラームがなります。主な原因としてロボットの入り口ゲートが閉まっていて牛が搾乳できなかったり、ロボットの洗浄液が足りなかったり、空気漏れで搾乳がうまくされないといったものです。こういった場合は自分たちで解決できるのですが、原因がわからない場合の故障は業者の方を呼ぶこともあります。LELYは24時間対応しているので夜間に問題が起きても電話をしたら来て修理をしてくれます。
ある時は古くなったモーターの交換
また別のある時は水漏れによる故障・・・
2ヵ月に一度ミルクのチェックが入ります。ランダムにとられたミルクを業者の方に渡します。搾乳ロボットにつなげるチューブ管があるのでそこに接続させます。あとは自動的に振り分けられます。
溢れ出た牛乳