
掲載日:2018.11.05
海外農業研修報告書(国際農業者交流協会・オランダ)10月
循環農学類3年 岩﨑 真衣沙
10月に入ると気温も下がり、雨や冷たい風の多い日が増えてきました。また10月は時間を1時間戻すウィンタータイムというものに突入しました。夏は夜の9時頃まで明るかったのですが、今では6時を過ぎると日がほとんど沈んでしまい一日の終わりが早く感じます。
今回は私が農場で見たトラクターの話をします。
前回サイレージ作りの際にデントコーンの裁断専用のトラクターを見ました。トラクターの前方には写真のような歯の形のものが4つ並んでいます。左の歯は時計周りに、右の歯は反時計という形でコーンを中心に集めて裁断していました。
裁断されたコーンはトラクターの隣のトラックに積み込まれていきます。積み込むトラックは裁断されてでてくるコーンがちゃんと入るように運転し、かつトラクターにぶつからないように気を付けないといけないため運転者の方は前方、後方の確認をしていてとても大変そうでした。一直線上のコーンを裁断している間は、トラクターに沿って運転します。それが終わった後、次に裁断する場所に移動するためそれに合わせてトラックも動くのですが、とてもスムーズで無駄な動きがありませんでした。

トラック3台を使って、
1台はコーンの詰め込み
1台は運搬
1台は裁断されたコーンの積み下ろし
これが繰り返されていました。
これでマイスの収穫は終了しました
10月にはビートパルプも新しく来ました。これはオランダでも同様に、余ったビートパルプを牛の餌として利用しています。
始め来たときはトラクターに装着された状態でした。その後は前方が外れ後ろの部分が開くという仕組みでした。運転手の方がコントローラーを使って操縦をしていてとてもかっこよかったです。また後方にはプロペラが付いていました。

内部はエスカレーターのように動く仕組みになっています

後ろはプラスチックでビートパルプを入れるケースを作ります
準備が完了するとトラックに詰め込まれたビートパルプがきて後ろにあるプロペラのところにためられていきました。4台分のビートパルプが来て長さがおよそ25メートルになりました。プラスチックの幅が大きくなりすぎると破ける可能性があるため均等にしないとならず、かなり時間がかかる作業となりました。

外はとても冷えましたが作りたてのビートパルプがとても温かかったです
10月を振り返って
以前に比べて仕事もスムーズのこなせるものや先に考えて行動できることが多くなったと思います。ボスと奥さんがどちらも外出で1人だったときも普段通りの仕事ができてとても嬉しく思いました。残りもわずかといえるものになってしまったのでしっかりとこなしていきたいです。